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知見をつなぐには検索が大事だよな、と思って〇年ぶりにビザスクに戻ってきた話

2020年3月に、ビザスクliteのエンジニアとして入社した加藤Rです。
(Rがついているのは、社内にフェス好きな加藤さんがすでにいたので・・)
以前インターンをしていて戻ってきた井形さんの記事がありましたが、僕も大学院時代に1年弱インターンとして働いていた時期がありました。

つまり、HRの小酒井さん、井形さんに続く3人目の出戻りでして、入社初日から「ビザスク歴◯年目」みたいな貫禄があると突っ込まれました。

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↑インターンで在籍していた当時。旧ビザスクロゴのパネルを持っている小酒井さんの隣のメガネが僕です。

今日はどうして戻ってきたのか、またエンジニアとしてビザスクのどんな点を面白いと感じているのかをお伝えしていきます。

戻ってきたきっかけは、まさかのPycon!

昨年のPyconで久しぶりにインターンの時に一緒に働いていた村上さんと再会しました。
ビザスクはPyconにスポンサーとしてブースを出展していて。(今年も出ますよ!くわしくは以下、TechBlogにて)

僕は登壇側で参加してたんですね。そしたら、村上さんがその様子を見に来てくれたんです。その後すぐに端羽さん・ビザスクlite事業部長(当時)の田中Yさん、村上さんとご飯に行くことになり、今のビザスクの状況や抱えている課題、これからやりたいことについて改めて話を聞きました。

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↑再会の場、Pyconで登壇していたとき

前職では検索周りより、サービスグロース的な役割を求められていましたが、今後のキャリアを考えた時にやっぱり検索周りに強みをもたせていきたいな、と考えていたとこだったんですね。
次は新しく検索周りを自分たちで作っていくフェーズで、色々なことにチャレンジ出来そうな会社で働いてみたいと思ってたんですが、まさにビザスクはそのタイミングでした。

当時はまだぼんやりと転職を考えていたところでしたが、自分が興味があった分野とビザスクが今やろうとしていることが一致したので再度入社することを決めました。

元々検索ってのが好きだったんです。大学では情報検索の研究をしていたわけではないですが、大量のものから適切なものをスピーディに見つけ出す・知見を見つけるみたいなことは昔から興味がありました。
また検索って多種多様の技術が必要な総合格闘技感があるんですよね。どんなことにも言えるかもしれませんが、正解がないんです。必要とされるものがどんどん変わっていき試行錯誤しながら進めていく、自分自身も新しいことを学び続けなきゃいけないのはプレッシャーでもありますが、楽しくもあります。

「知見と挑戦をつなぐ」そのために解決しなきゃいけないこと

ビザスクのデータベースは珍しいんです。よく人材会社さんのデータベースと比較されますが、履歴書とか職務経歴書って、会社名や部署は記載されていますが実際にその方がもっている知見の内容は書かれてないですよね。でも、ビザスクには10万人超分の「知見」が登録されている。今まで可視化されていなかったユニークな情報が詰まっているデータベースなんです。

一方で、検索観点で見るとすごく難しいデータでもあります。一番特徴的でかつ難しいところは、データベースに知見を登録するユーザー(アドバイザー)と、データベースに登録された知見を検索するユーザー(依頼者)で持っている知識にギャップがあるケースが多い点です。

ビザスクは知見を持っていない人がその知見を探すサービス。しかもビジネスに関わるものです。前提の知識が何もない人が、知りたい知識を調べるために検索ワードを考えるって大変ですよね。なんとなく知ってる単語だと表面的なので「この人だ!」というドンピシャの人をすぐに見つけるのは、難しいことです。
知りたい業界のドメイン知識がある方は暗黙知として理解している業界構造がありますが、その暗黙知は可視化されていないことがほとんど。この点を配慮しながら、知見のない人でも知りたいことにすぐアクセスできるデータベースにしていくのは、すごくチャレンジングだし、世界中の知見をつなげるためには解決する必要がある課題です。

これは単にアドバイザーの登録人数が多いだけじゃ解決しないし、ユーザーの知見に頼るのはビザスクの介在価値がないと思います。だからこそ、データ構造を考え直したり、自社のデータベースだけじゃなく外部のデータベースと連携して広く拡張をしていったり、機械学習に挑戦してみたりと、ビザスクを活用することで知りたいことを知っている人にちゃんと出会える場を検索の観点から提供する必要があると考えています。

エンジニアの人数は6倍に、思ったより速いスピードで大きくなってた

人数がすごい増えていたのにはびっくりしました。僕がインターンを辞めた時はエンジニアって5人くらいだったんですよ。それが今はチームだけでも5つもある。入社して1ヶ月も経たないうちにフルリモートになったんで、最初は誰が誰なのか覚えるのが大変でした。

ビジネス側も含めてサービスを伸ばすために、改善をハイスピードで重ねてきたことが容易に想像できるくらい、機能に関してはたくさん増えてました。(正直、こんなに早く上場するとは思ってなかったというのは内緒です。)

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そんなスピード感で成長を続けてきたので、今は色々見直しているタイミングです。もちろん目の前の数字をビジネス側と一緒に追う必要はありつつも、例えば今までは単純にマッチングを主体に機能を考えてきましたが、知見のデータベースの活用という観点で先を見据えるとこれから先は何をしたらいいんだっけ。という議論がされている状態ですね。その結果、新たに検索チームがこの秋に立ち上がることも決まりました。

検索周りが改善されると、知見を持つ人を探す依頼者の方にとってもハッピーだし、社内的にも検索のスピードが上がるとビジネスメンバーの生産性が上がるので責任重大だなと思っています。こうした、検索の与えるインパクトや面白さに惹かれて戻ってきたので、試行錯誤しながらみんなで「ビザスクの検索ってすごい!」と思われるような開発を、これから進めていきたいです。


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