二人のプロジェクトマネージャーがそれぞれの仕事について語ってみた!
こんにちは!PF事業部・PM(プロジェクトマネージャー)の藤本です。この記事では、私の仕事であるPMという職種についてお伝えしていきます。
一見、「PM」という単語だけではその仕事内容をイメージしづらい方も多いのでは?そこで今回はPF事業部・藤本と法人事業部・山中の対談の様子をお伝えします!
同じPMという職種の中で部署を超えてディスカッションすることで「ビザスクにおけるPM」の仕事のおもしろさややりがいを紐解いていければと思います!(ビザスクエアの記事を執筆するのは初めてなのでドキドキです!笑)
自己紹介をお願いします
山中:山中元貴と申します。ビザスクに入社したのは、社会人4年目の2021年の7月です。前職はアデコという人材会社で人材派遣・人材紹介や、請負などの法人営業をしていました。
ビザスクに入ってからは金融関連企業の顧客を担当する事業部で、2ヶ月程度RM(リサーチ)とPMの基礎を学んだ後、2021年9月からは国内の事業会社の顧客を担当する法人事業部に異動となり、PM / RMを兼任して仕事してます。
藤本:藤本奈那美です。入社時期は山中さんに近く、社会人5年目の2021年5月にビザスクに入社しました。
前職ではマイナビという企業で人材紹介の営業をしてまして、主にIT人材のエンジニアなどの中途採用の支援に関わる営業を行なっていました。
ビザスクに入社後は一貫してPF事業部に所属し、数ヶ月RMとしてリサーチを担当した後はずっとPMとして戦略コンサル系の会社を担当しています。
山中:今回は奇遇にも人材出身者同士ですね(笑)よろしくお願いします!
まずはそれぞれの1日の流れを教えてください!
PF事業部に所属する藤本の一日
法人事業部に所属する山中の一日
藤本さんと比べると「リサーチ」も行っていることが大きな違いとして挙げられそうですね!
PF事業部と法人事業部の違いは?
山中:法人事業部では、事業会社(製造業など)がメインクライアントになります。PM、RMそれぞれ専任の方がいるというよりは、兼務するスタイルがスタンダードです。法人事業部のお客さまは、ビザスクに長いスパンで寄り添ってくれることを期待されています。
特に新規事業開発に関わる案件だと、ひとつのプロジェクトが終わるまで何ヶ月、長いものだと数年単位に及ぶものもあります。その時点で今クライアントがプロジェクト上どのフェーズにいるのか把握しフォローすべき内容を合わせる必要もあるため、ひとつの案件のみならず長期的にプロジェクト全体像について把握し、クライアントとコミュニケーションをとることが重要です。なのでPM、RMを兼務するスタイルが合うのかもしれません。
藤本:PF事業部のクライアントはコンサルティングファームやシンクタンク、金融機関などがメインとなります。(ちなみにPFはProfessional Farmの略です。)
PF事業部のクライアントはビザスクのようなENS(Expert Network Service)の利用に慣れているので、ある程度私たちにどう動いて欲しいとか、どんなアドバイザーに話を聞きたいとかが依頼の時点で固まっていることも多いです。またプロジェクト状況がかなりの速度で変化していくので、そこに付いていくためにもスピード感を重視して対応するようにしています。
スピード感が必要なことからもPM・RMはそれぞれ専任制になっており、案件担当も基本的にはチームごとに担当クライアントを持つ形になっています。
山中:法人事業部のクライアントはENSのようなサービスを使ったことがない方も多いので、より手厚いフォローが必要な場面も多いかもしれません。また、こうして担当者が中長期的に寄り添って対応するからこそ、ひとつ案件をいただいた後にこちらからご提案してさらに複数のご依頼へと広げていきやすいところも特徴的です。
細かい点でそれぞれ業務はどう違う?
藤本:PF事業部のPMの仕事の流れとしては大まかにこんな感じです。。サーチ・リストアップはRMにお任せするような体制ですね。
山中:法人事業部のPMは、依頼をもらう→自分でリストアップとリスト提出までを行います。その後のアドバイザーとの日程調整などについてはアシスタントさんにお任せすることも多いので、PF事業部は関わる範囲とフェーズが結構違うことがわかりますね。
案件についてクライアントと打ち合わせを行うことも多く、その内容をRMに伝える時間とその際に情報が薄まってしまう懸念もあるので、PMが自分でリサーチまで一気通貫にやった方が良いという判断で、基本的にはリストアップまで1人で対応する体制です。
藤本:PF事業部のPMはリストアップの時間はとらず、急ぎの日程調整(※クライアントから 2〜3時間後のインタビュー希望をいただく場合も!)などをスピーディーに柔軟にフォローする必要があるので、専任制にしているのもありますね。
山中:そうですよね。他にも違いで言うと法人事業部は業界担当制を行なっています。ちなみに私は医療とエネルギーの案件を担当しています。
担当業界を決めその業界に特化したPMになることで、クライアントに対して積極的に候補者の追加提案ができるようにしていたり、各業界に明るい担当者を置くことで要件定義の工数が削減されたり、といった付加価値を生み出そうとしています。
PMの難しさって何ですか?
藤本:特にコンサルティング会社は日に日にプロジェクト状況が変わることが多くあるので、「これが無理だったらあれを提案しよう」といった形で状況に応じてフォローの場合分けを自分で考えておく必要があり、常に先を読んでいま何をするべきかを考えるのは大変であり楽しさでもありますね。
またアドバイザーとクライアント両者の間に入るプラットフォーマーとして、双方の期待値調整を行うことも重要です。
インタビューの実施可否や、クライアントの求めるアドバイザーが見つかるか否かについて、期待値を上げすぎても調整が叶わなかった場合の落胆感を招いてしまいますし、かといってそもそものビザスクへの期待感を下げたいわけではないという・・・そのためマッチング成立前の調整段階では特に気を使っています。
山中:法人事業部では、PM・RMの両方を担う理由の一つでもある、クライアントの要件定義の部分に一番難しさがあるのかなと思います。
内容によっては、クライアント自身も何を誰に聞けばよいのか、いまいち方針が固まり切っていない場合もありします。
特にビザスクを初めて使う方は、そもそもインタビューで一体どういう質問をしたらいいかわからない、等といった抽象度の高い状態でご相談いただくことも多いです。そうしたご要望に対して、今回実施される調査の目的、内容をビザスク側から深くお伺いし、クライアントの中でまだ明確になっていなくとも理想のアドバイザー像やインタビューテーマのすり合わせを適切に行っていくのが難しいところでありやりがいがあります。
藤本:何をどこまで聞いていただくのがいいのかを設定したり、最適なアドバイザー像を想像するのって難しいですよね。ただアドバイザーを紹介するだけではなく、PMがクライアントをどのように導いているのかによって満足度が変わってくる点は、事業部は違えど共通するところだなと感じました。
ずばり、PMのやりがいは何ですか?
山中:やっぱり企業や社会の未来をつくる方々と一緒にお仕事ができるのが面白いです。また、ビザスクで支援させていただいた結果、実際にリリースされた商品などを見かけたりすると、嬉しいしやりがいを感じますね!
藤本:私のチームで担当している戦略系のコンサルファームの担当者は頭の回転が早く優秀な方々が多く、そのようなビジネスマンと同じ目線で仕事ができるのは刺激になりますね。
クライアントにとって重要なプロジェクトパートナーとしても見ていただけるように精度の高い仕事をしなければ!というのが日々モチベーションになってます。
山中:そのようなコンサルタントの方とお仕事することによって、何か学ぶことはありますか。
藤本:ありますね。細かいですがメールの書き方ひとつでも、複雑な要件をこんなにわかりやすくまとめて書けるんだという発見があったり、「これが駄目だったから次こうしてください」といった対応の次点候補を示してくださる視野の広さ・頭の回転の速さなど、学びになることはたくさんです!
PMの仕事の面白さは?
山中:クライアントと依頼案件の要件のすり合わせを行って、その段階でクライアントに気づきを与えられたんじゃないかなって思えるときですね。
場合によってはインタビューだけではなく他に適切なサービスをご紹介をしたり、ご依頼内容とは別の角度からのご提案をさせていただいたりします。そんな時「そういう発想はなかった!」とおっしゃっていただいたとき、自分の介在価値があるなと思います。
藤本:すごく共感できます。他にはアドバイザーさんから、「自分の知見がこんな役に立つと思ってなかったんだ」「自分にピッタリの案件でした」という感想をたまにいただく場合に「ああ、ご紹介してよかったな」と思いますね。
そのインタビューがアドバイザーさんにとっても良い体験だったんだなと思えて嬉しい気持ちになります。
PMを担う上で心掛けていることはありますか?
藤本:クライアントのパートナー的存在として関係を築けるように、できないことはできないとはっきり伝え代替案をお伝えする等、むやみに恐縮しすぎないよう気をつけてます。
これはきょうこさんの受け売りですが、例え社会人経験が少なかったとしても、プラットフォーマーとしては私達ビザスクの担当者が専門家でありプロであることをしっかり認識した上で、クライアントやアドバイザーとのコミュニケーションに気をつけることが大事だと思っています。
山中:自分は要件定義の際に、そのプロジェクトの一担当になりきることを意識してます。自分だったらどうビザスクを使うかといった視点で、クライアント担当者と「一緒にビザスクをこのように使っていきましょう」といった姿勢で寄り添えるようにしています。
また相手の立場に寄り添って、インタビュープロセス等の情報を上手にクライアントにお伝えすることで、情報の非対称性を取り除くことも心がけています。
PMやってみたいな、と思っている方やこうした仕事に興味を持ってくれている方へのメッセージ
藤本:PMは非常に高い社会人スキルが身に付くと思います!
会話の仕方ひとつとっても、ビザスク側の考えのみで提案するのではなく、クライアントの動きや依頼背景を鑑みた上で、何をどう提案していくのかを考える力や想像力がつけられると思います。
また本当に色々な業界や業種の方に利用していただいているので、案件も幅広く、世の中の動きやトレンドが多く学べるのはとても楽しいです。
この記事を読んでビザスクでのお仕事に興味が湧いた方は、ぜひお気軽に以下からお問い合わせくださいね!!!