噂の海外M&Aの裏側とは!?大型買収を支えたファイナンスチームが語る!【後編】
こんにちは!編集担当の松尾です。
おまたせしました。噂の海外M&Aの裏側【後編】をお届けします!
【前編】では、M&Aで苦労したことなどをお伺いしましたが、今回はそれを乗り越えた「やりがい」や、これからのビザスクファイナンスチームの展望などを深堀りしていきます!
大変な仕事の中で「やりがい」を感じたことは?
村上:やっぱり自分たちが作った書類がきちんと世の中に出て、一定のレベルの決算を出し切ったという事実は「やりきった」感じがありますね。
そしてColemanの皆さんからの協力ありきだったので、彼らに対して「ありがとう」「よかった」という気持ちがあります。
彼らから見たら、突然日本の親会社が入ってきて、今まで自分たちがやっていなかったような作業や仕事を短納期で求められるわけです。
そんな中でもColemanの方々は非常に協力的で、とても助けられました。
宮城:とある上場会社の元CFOの方が、この規模の決算を一切の訂正なく出すのは凄いことだ、とおっしゃってくれました。
実は世の中の上場会社は、結構な頻度で決算訂正を出しているんです。
特に連結子会社のある会社なんかは、子会社でこんな間違いがありましたとか、そういうことが後で分かってしまう。「もうどうしようもない、これで行くしかない」って出して、「あーやっぱり間違ってた」みたいな(笑)
そのくらい現場はギリギリなんですね。
でもうちは訂正もなく。これはファイナンスチームとColemanとの連携が実を結んだ、時差や言語の壁を乗り越えたことの表れだと思いますね。
宮城さんから見た、村上さんの「ここがすごい」
宮城:いや〜本当いっぱいありますよ。
今回の話で言うと、M&A自体が結構難しいのに、海外の会社の買収で、お金を調達して支払う必要があって、言語は英語で、ビザスクのこともまだよくわからない…と、とにかく色んなことが分からない中で、買収完了まで全く滞りなく、漏れなく業務を遂行してきたプロマネ力がやはりすごいな…と。
そんな中で「これはどんな努力をされているんだろう」と不思議なのが、感情のコントロールなんですよね。
本当にこの仕事をしていると、結構「えっ?」と思ったり、ムッとすることって多いと思うんですよね。でも村上さんはその感情が表に出てきている感じがないんです。常に淡々と「前に進めるしかないでしょ」みたいな感じで仕事をされているので、これはどういう仕組みなのかと個人的に気になっています。
村上:結構動揺はしていましたけどね。「これはやばい」みたいな。
松尾:その動揺を表に出さないようにとか、何か心がけてられることはあるんですか?
村上:何か言われても一呼吸置くことですかね。
あと、ビザスクは私より若いメンバーが多いので、そこで自分が「ぎゃー」と騒ぎ立てると周りの人に影響するじゃないですか(笑)
ちょっと大人にならないとな、というのはありますね。
宮城:あとはもちろん言語面ですね。英語を日本語と同じくらいのレベルで運用されている。
ミーティングの場とかで、ちょっとコミュニケーションが難しい場面ってあると思うんです。利害がちょっとすれ違っちゃったりとか。日本語だったら母語なので言い回しを工夫したりと自由自在に操れるのですが、英語ではそれがしにくい。
でも村上さんはそういう難しさをすんなりクリアされていて、持ち前のキャラクターと英語力が相まってのコミュニケーション能力の高さだなと思いますね。
村上:私が使っているのは中学校レベルの文法で、自分の英語は全然トップレベルじゃないんですね。その中で心がけていたのは、いかに言葉を簡単にしゃべるかです。難しい単語や文法を使わずに、簡単な言葉で、短い文章で話す。日本語を簡単な日本語に訳す、みたいなことが重要な気がします。
松尾:村上さんのその英語力はどこで培われたものなんでしょうか?
村上:やっぱり世界一周していたときですかね。
当時は難しくて長くて速い英語にあこがれていたんですけど(笑)、でもいざ旅をしてバスのりばに言った時に、なんか難しい高尚な英語を使って「こんな理由でこうやってここに行きたい」とか言うよりも、その場所の単語だけを言ったときのほうがはるかに通じる確率が高かった。
松尾:世界一周って何年くらいかけて行かれたんですか?
村上:8ヶ月くらいですね。移動手段はバスが多かったですね。
あとご飯は屋台飯とか、とにかく安いご飯ばっかり食べてましたね。
松尾:その話で1本記事を書きたいくらい面白そうです!
村上:ビザスク、何人か世界一周経験ある人いるみたいですよ。
松尾:いつかその方々に集まってもらって対談とかしたいですね。
子育てと仕事の両立
宮城:そういえば村上さん、最近赤ちゃんが生まれたんですよね。おめでとうございます。
村上:そうなんです。1月末に生まれて、里帰りをしていた妻が子どもを連れて3月頭に帰ってきたんですね。
でも3月はColemanとの連結決算が一番大変で、4月上旬にあるビザスクの年度決算開示に間に合わせるために色々な調整をする必要がありました。
松尾:子育てと仕事の両立、やはり大変でしたか?
村上:うまく両立できないことも多くて、妻に任せきりになってしまう場面も何度かありました。改めて、自分を支えてくれた妻に感謝しています。
でも、いつでもリモートワークにしていいし、すごい自由に働ける環境だったことは大きかったですね。フルリモートでもいいし、時間を選んで会社に来てもいいし、パソコン1台あればどこでも仕事できることが有難かったです。
これからのビザスクファイナンスチーム、こんな人材を求めています!
松尾:いままで様々なことを語っていただきましたが、これからビザスクのファイナンスグループがどんな風に変化していくか、そんな中で「こんな人材を求めている」など、あればぜひ教えてください。
村上:ビザスクは出来てから今年で10年ですかね。これまでも国内でもずっと伸び続けていて、経理の中でも色んなチャレンジがありました。
今回新たにColemanを買収して、新たな一歩というか。よりグローバルに展開していくフェーズに入っていて、そういった中で経理の仕事や環境が劇的に変化する可能性が大いにあります。
その中で、変化や成長を楽しめる方、あとは刺激に飢えている方におすすめです(笑)
経理って、毎回決まった仕事をルーティン的にこなしていて、新しいことになかなか挑戦しづらい環境も多いと思うんです。でもそんな環境に悶々としていたり、新しいことをやってみたい!という方にはビザスクはオススメです。
あと、ビザスクはコミュニケーションが取りやすい会社だな、と思います。
松尾:確かに!私もそう思います。
村上:Slackとかでみんな結構遠慮なしにバシバシ発言するじゃないですか。ひとりごとみたいなものを気楽に打てる感じがなんかいいな〜と思いますね。オープンコミュニケーションが浸透していて、非常に働きやすい環境です。
宮城:ビザスクはご存知の通り、サービス自体があまり他に例のないもので、さらにその会社がアメリカの会社を買収するというさらに例のないことをしていて、なので営業とかビジネスサイドだけではなく、管理部門も色々と試行錯誤を重ねながら取り組んでいます。
その中で、決まった型や前例にはめて考えるのではなくて、「こうしたい」という理想をもってオペレーションやルールを自分たちで作っていける。それがこのビザスクの環境の良さだと思います。
そして、新しい形を作っていくときって、実は経理部門の中だけじゃなくて法務とか各事業部とか、いろんなファンクションにまたがって調整が必要なことが多いので、すごく幅広い経験とか視野を身につけることができます。
そういうところで働くのは楽しそうだな、と感じた方にはぜひ応募していただきたいですね。
村上:やはり仕事が経理の中で閉じない、というのはありますね。
宮城:あと、今はまだビザスク・Coleman間で、みんなの心の中にしっかりとした仲間意識が根付いているわけではないと思うんですね。
今後はもっと双方向のコミュニケーションを通して、「こういう人達が働いているんだな」という実感を持てるようになって、仲間意識をもって大きなビザスクグループのファイナンスチームとして働けるようになると一番いいなと思います。
松尾:これからビザスクにジョインしていただく方には、ある意味でスターティングメンバーとして活躍していただけるということですね。
では村上さん、宮城さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!
最後に…
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