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たまには仕事以外の話をしよう。#3 ~フジロックへの愛を叫ぶ~

はじめまして。2019年2月にビザスクにジョインした加藤a.k.aゆきりんです。僭越ながら記事を書かせていただくことになったのですが、「仕事以外の話で」との難題に悶々とするうちに締め切りを大きく経過しました。誠に申し訳ございません。

そんな愚かな私の耳に1つのニュースが…

フジロック、来年へ延期(今年度開催の中止)

実際この状況下でさすがに覚悟はしていたものの、ショックが大きい…(主催者・関係者の皆様、ギリギリまで開催を模索してくれてありがとうございました)。
フジロックだけでなく、すでに国内の(というか世界中の)主要フェスはほぼ中止が発表されています。もっといえば、音楽を生で聴くということ自体、しばらく出来ないのかもしれません。

しかし、こんな時期だからこそ、これまでに行ったフェスを振り返り、来年以降へ気持ちを高める、そんな時間があっても良いのではないか。そう思いまして、やや過激派フジロッカーである私が、「フジロックおよびフジロッカーが好みがちなフェス」をただただご紹介ようと思います。(独断と偏見まみれの記事ですので、真面目に批判しないでね)

フジロッカーとは

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そもそも、”フジロッカー”ってなんだよ、特定のフェスにファンなんてつくのか、と多くの方は思われるかと。フェスに大差なんてないだろう、と。

初めてお会いする方に「趣味とかあるんですか?」と聞かれた際、「あ…!えと…フジロックとか毎年のように行きます…」と小声でボソボソと答えると、おおよそ「いいですよね〜!夏フェス!サマ◯ニ今年は行きたいなー!」「自分もロッ◯ン去年行きました!」といった反応が返ってくるのですが、その度に

「違う、そうじゃねえ。そういうことじゃねえ」

と心の中で思いながら、凝り固まった表情筋を精一杯動かして社交辞令スマイルを作っています。

そう、フジロッカーとは「フジロックこそが真の音楽フェスであり、それ以外のフェスをほぼ認めない」というこの世でもトップレベルに頑固で面倒くさい生き物なのです。

では、フジロックの何がそんなに良いのか。でもってそんな頑固なフジロッカーは他にどんなフェスを好むのか。ご説明していきたいと思います。

◆Fuji Rock Festival

まずは、我らがFuji Rock Festivalのご紹介。

開催地   :新潟県湯沢町 苗場スキー場
開催日程  :7月最終週(3泊4日+前夜祭)※2021年は8月開催予定
ステージ数 :数えるのが面倒なレベルで多い
キャンプ  :可能(ペンション等の宿も多数)
火気使用  :厳禁(宿泊可能なオートキャンプエリアのみ火気使用OK)

言わずとしれた日本のロックフェスのパイオニア。山の斜面に張り巡らされたおびただしい数のテント、広大な敷地のなかにある数々のステージ、ヘッドライナーを見るためにグリーンステージへと集う何万という人…、と体感したことのないスケールの大きさと自由かつ混沌な空気に学生時代の私はすっかりと魅了されてしまいました。何より、ほぼ24時間アルコールを体内に含んだ状態で音楽を聞き続けるという自堕落な行為を三日三晩続けていても誰にも咎められることはないので、もはや実在する桃源郷といっても過言ではありません。

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一方で、本来スキー場ということもあり、それなりに本格的な山間地で開催されるため、天候は毎年確実に荒れます。吹き荒れる雨・風に耐え忍びながら、それでも名演を見届けるために多くのフジロッカーは修行僧の如き忍耐とゴアテックスを携え完全装備で臨んでいます。快適さを求めるパリピ諸兄、悪いことは言わない。サマ◯ニへ行くんだ。君たちにとってここは桃源郷どころか地獄だ
えー、さて、出演者ですが、先述の海外フェスにも引けを取らない大御所たちを中心に、非常に数多くの国内外アーティストがラインナップされます。ヘッドライナーがほぼ海外勢という点は後述のフェスにも共通していますが、やはり規模でいうとFujiがダントツでしょう

フジロッカーが好みがちなフェス

「フジロック以外は断固として認めんッ!!」という生粋フジロッカーも中にはいますが、夏まで待てない・秋以降ももう少しフェスを楽しみたい、というわがままフジロッカーが行きがちなフェスも一部ご紹介したいと思います。

ちなみに、フジロックと後述のフェスが共通しているのは、
・キャンプ泊ができる
・海外アーティストが多数出演
・都心から遠い

という点です。

なので、ここが他のフェスと客層が分かれるポイントかと思います。

◆ffkt(旧 TAICOCLUB)

開催地   :長野県木曽郡木祖村 こだまの森
開催日程  :5月最終週 or 6月初週(1泊2日、オールナイト)
ステージ数 :2~3
キャンプ  :必須(オールナイトなので基本的に宿はなし)
火気使用  :◯

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もともとはTAICOCLUBという名称で開催していたフェス。昨年から名称変更して開催されました。ステージ数は2~3と、Fujiと比べると少ないものの、ラインナップも申し分なく、そのうえ火気使用OKなのでキャンプも存分に楽しむことができます(平地なのでテントも張りやすい)。まずは5~6月にこのフェスに行って勢いをつけるというフジロッカーも多数。

◆sea of green

開催地   :福井県大野市 麻那姫湖青少年旅行村
開催日程  :年によるが近年は8月下旬(1泊2日、オールナイト)
ステージ数 :2
キャンプ  :必須(オールナイトなので基本的に宿はなし)
火気使用  :◯

日本一ゆるいフェス、と巷で囁かれているフェス。ある意味、桃源郷レベルではFujiにも匹敵するかもしれない。というのも、客が入っていないわけではないが、土地の広大さに比べてとにかく人が少ない。もう虫のほうが多い。トイレに並ばなくて済んだフェスは初めて。運営の雰囲気も非常にゆるく、もはや誰が客で誰がスタッフなのかもよく分からないまま終わる。関東圏内から行くのは正直ハードなので、ご実家が関西・北陸方面の方など帰省とセットで行くのもありかもしれません。

◆朝霧JAM

開催地   :静岡県富士宮市 朝霧アリーナ
開催日程  :10月初旬(2泊3日)
ステージ数 :2
キャンプ  :必須(オプションで会場備え付けのテントに宿泊可能)
火気使用  :◯

Fujiと同じくSMASHさんが主催するフェス。ラインナップは比較的国内勢中心です。オールナイトではなく、両日23時頃には終演するため、深夜にキャンプの時間もじっくり楽しむことができます。でもって朝方には富士山を望みながらライブを観るという至福のひとときを体験できるフェス。火気使用はOK、むしろ寒い時期なので火がないとヤバい。

◆FESTIVAL de FRUE

開催地   :静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の里
開催日程  :10月最終週 or 11月初週(2泊3日)
ステージ数 :2
キャンプ  :可能(オプションで併設のリゾートホテルに宿泊可能)
火気使用  :厳禁

野外フェスという形態では2017年から開催されている比較的新しいフェス。ラインナップも民族音楽系のアーティストも多数出演するなど独特。併設のリゾートホテルの温泉はキャンプ泊の客も使用可能。しかもサウナ付き。朝から整った状態で音楽を楽しむことができる、快適さ抜群のフェス。

おわりに

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(写真はタイコクラブでアーティストの方との一時)

以上、フジロックおよびフジロッカーが行きがちなフェスのご紹介でした。まあぶっちゃけブッキング次第では僕もなんやかんや行くんですけどね、サマ◯ニ。いつもありがとう、クリエイティブマンさん。ただ、ブッキングも何も決まっていない状態でも、また来年も必ず行こうと思えるフェスはやっぱりFujiなんですよね。

ここまで書いていて思ったんですが、”フジロッカー”と主語を大きくしたものの、面倒くさいのは自分だけかもしれません。ごめんなさい
何はともあれ、いつになるか分かりませんが、いたるところで音楽が鳴り響く日がまた訪れることを今はじっと願っています

ちなみに。こうしたフェス・音楽への探究心・執念は、ときにマニアックな調査が求められるリサーチマネージャーの業務においても活かされるマインドだと自負しております(小声)。


さて、ビザスクエアの「たまには仕事以外の話をしよう」シリーズも僕の記事で3つ目に。まだまだ語っていないメンバーがたくさんいるはず!!

次回もお楽しみに!


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