サービス名称リニューアルプロジェクトの狙い
ビザスクCEO室長の「みやゆう」こと宮崎雄です。
前職はリクルートで丸13年間、営業から始まり、事業開発、代理店渉外、経営企画と様々な職種、ポジションを経験し、この3月にビザスクにジョインしてからも「働く全ての人が、納得して働ける社会」を自分なりに実現するべく日々奔走しております。
今日発表した「サービス名称リニューアル」について、どんな狙いで行ったのか、ご説明したいと思います。
今回行った「サービス名称リニューアル」とは
ビザスクは、アドバイザー登録している方の様々なビジネス知見を、業界研究や顧客ニーズ調査、ハウツー相談の依頼にマッチングするプラットフォームを運営しています。
マッチング形式としては、ビザスク担当者が間に入りマッチングをサポートする、主に事業会社/プロフェッショナルファーム向けの「フルサポート形式」と、C2C的にプラットフォーム上で取引する、主にスタートアップやSME向けの「セルフマッチング形式」の2つの形式を提供しています。今回、この2つの形式を含め、サービス名称を以下のように整理しました。
フルサポート形式のサービス総称を社名でもある「ビザスク」に。
セルフマッチング形式のサービスを「ビザスク lite」へリニューアル。
グローバルサービスを総称して「VQ」へ。
今回のサービス名称リニューアルの狙い
狙い① (実は収益のメインである)フルサポート形式をもっと知って欲しい
ビザスクでは、サービス立ち上げ時はとにかくアドバイザー(=知見を提供する個人)が足りず、コストをかけたマーケティングはアドバイザー獲得に注力してきました。
そこから約6年、働き方改革の機運の高まりとともに、現在は90,000人を超える方にご登録いただけるようになり、また過去のマッチングからデータが蓄積されたおかげもあって、相当な確率で適切なアドバイザーが見つかる状況が実現できています。
今後、我々の知見データベースを活用して、更に多くの企業に課題解決をしてもらいたいと思っています。そのために、我々の提供しているサービスを正しく伝えていく必要があります。
収益のメインは「フルサポート形式」なのに存在自体が知られていない…
ビザスクで検索して、我々のサービスサイト(https://service.visasq.com) にたどり着いていただいても、アドバイザー目線を中心としたプロダクトになっている為、企業向けにフルサポート形式のサービスを提供していることは、なかなか気付くことは出来ません。
ちなみに、「フルサポート形式」「セルフマッチング形式」の違いは以下のようになっています。
営業に同行すると、お客様からは「できるだけ早く最適なアドバイザーにインタビューしたい」、あるいは「インタビューという調査手法が初めてなので手厚くサポートして欲しい」と言った、フルサポート形式への強いニーズがあり「だったらもっと認知を拡大しようよ」と。
社員ですら、面接に来るまでフルサポートの存在を知らない!?
”ビザスクが提供している「ビザスク」は、2つのマッチング形式のうちの1つ「セルフマッチング形式」で、収益のメインである「フルサポート形式」は別にあるんです。”
なんて、面接で言われても、分かりづらい!と、突っ込んでしまいたくなったのは私だけではないはず。ちなみにこちらはslackで社内アンケートをとって見た結果です。
コーポレートサイトや採用媒体を見ても伝わっておらず、社員に会って詳しく説明を受けないと分からないサービスって……。
このタイミングで改めて我々のサービスの認知を拡大して、顧客自身に最適なサービスを選んでいただけるようにしたいと強く思いました。
狙い② インタビューという調査手法をもっと気軽に使って欲しい
そもそもインタビューという調査手法自体をもっと広げていく必要を感じています。
「セルフマッチング形式」をスタートアップの皆さんに使っていただくことがとても増えています。多くはBtoBサービスの想定ユーザーインタビューだったり、業界調査だったりですが、何度もリピートいただくユーザーが多い一方で、「単価が高いのでは?」「インタビューは難しいのでは?」等の印象で、利用開始まで時間がかかるユーザーが多いのも事実です。
「単価が高い」については、セルフマッチング形式であれば、1分100円〜で利用できる従量課金プランもありますし、1時間5,000円からアドバイザーを公募することも可能です。
「インタビューは難しい」については、事前準備をきちんとしておくと、良いインタビューになるのは確かです。一方で、全然知らないことを適切に質問するのは難しいですが、そもそも困っていること、そもそも質問したいことが先にあって、いわば「詳しい友達にちょっと相談する」「詳しい友達の意見を聞いてみる」ような感覚で、ビザスクを使ってもらいたいと思っています。
だから、「ビザスクlite」
株式会社ビザスクが提供する「ビザスク」というサービスを使っていれば、それは、これがメインのサービスだと感じます。
なので「フルサポート形式」を「ビザスク」に、「セルフマッチング形式」を行うプロダクトを、メインプロダクトは別にあることを示唆でき、より気軽に使えることが伝わる名前に名称変更することにしました。
たくさんの名称案が出ましたが、創業時からの思いである、”誰もが必要な知見にアクセスしてほしい。” そのために ”よりたくさんの人に、より気軽に使ってもらいたい。” という思いを込めて、「ビザスクlite」という名称が選ばれ、デザインも大きく変更することになりました。本日PC版をリリースしているので、ぜひお試しください。
New!ビザスクlite(PCでご覧ください)https://service.visasq.com
ビザスクliteへのリニューアルについては、ビザスクとして初めて外部のデザイン会社さんと協働するプロジェクトになりました。
ビザスクliteへのリニューアルをご一緒したBasecampさんが書いてくださった記事はこちらです。
ビザスク×Basecamp!デザインリニューアルまでにやったこと
(※ 次回、ビザスク側から見たストーリーを担当チームが書く予定なので、お楽しみに!)
狙い③ そして海外へ、「VQ」
2つの狙いとは別に、サービスの英語名称についても、今回「VQ」としました。日本企業の海外知見ニーズは強く、ビザスクでは30ヶ国以上のアドバイザーとのマッチング実績があります。また、米国、欧州、アジアにもクライアントが存在しています。
今後、海外アドバイザー、海外クライアント、双方の獲得を積極展開していきたいと考えたとき、英語のロゴは必須だと考えました(例えば、無印良品が海外では"MUJI"で通じているように!)
今後は、英文社名も、「visasQ Inc.」から「VisasQ Inc.」へ変更し、「VQ」名でグローバル展開していきたいと考えています。
VQチームで頑張る彼女の記事はこちら!
名称リニューアルの後に続くこと
これから、ビザスク/ビザスクliteをもっともっとたくさんの人に使っていただけるように、様々な施策をとっていきたいと思います。
伝わらない、じゃなくて、伝えられてない。
より高度なマッチング、スピーディーなマッチングが必要な方には、フルサポート形式の「ビザスク」を、予算に制約があるが必要な知見にアクセスしたい方には気軽に使える「ビザスクlite」を、ユーザーのニーズや予算に応じた、適切なサービスを届けるべく、アクセルを踏んでいきたいと思います!