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知見の探し方は私達が変える!新生エンジニア集団「検索チーム」が目指すのは

検索チームができました。

こんにちは。吉田です。今日は(ちょっと時間が空いてしまいましたが)新設されたばかりの検索チームを紹介したいと思います。

# 新生 検索チーム

もともとビザスクのサービス内には検索機能がたくさんありました。
ビザスクliteのアドバイザー検索や公募検索、社内ツールのアドバイザー検索、プロフィール登録時の企業名サジェストなど、本当に様々です。

そういった検索機能の開発や保守は、各プロダクトを担当する開発チームによって行われてきましたが、既存の検索機能を横断的に管理することを目的に今期より検索チームが新しくつくられました。

# チームができた経緯

ビザスクの検索機能はほぼ全てElasticsearchを利用しています。

Elasticsearchはオープンソースの検索エンジンで、インデックス定義や設計などではそれなりに専門的な知識が求められます。
なので、これまで各プロダクトで検索機能の導入や改善などを行う際は、Elasticsearchをよく理解している開発メンバーがプロダクトやチームをまたいで対応してきました。

ただ、それでは主体的に検索機能そのものの課題や成長施策にモチベーションを持って取り組むことができませんでした。こういった事情が、長らく大きな変更もなく現行の検索機能を利用し続けることにつながっていました。

そこで上記の泥沼状態を打破すべく、ビザスクの検索機能をひとつのサービスと捉え、検索によって事業成長にコミットする検索チームが作られました。

## ビザスクの開発チームの中では異色

ビザスクの開発グループにはチームがいくつかありますが、そのほとんどのチームが専任のプロダクトを持っているわけではありません。
開発チームの多くは主にプロダクトに紐づくエンドユーザーごとに分かれており、それぞれのエンドユーザーの問題を解決するために組織されています。(具体的な経緯は判りかねますが)

例えば、主に依頼者としてビザスクliteを利用されている方向けのチーム、アドバイザーとして登録されている方向けのチーム、フルサポートの案件を取り扱う社内のメンバー向けのチーム等があります。

この切り分け方で考えると、検索チームはビザスクサービス内のあらゆる検索機能を利用する社内外全てのユーザーを対象としていると言えます。プロダクトに紐付かない全てのユーザの問題を解決するために組織された初めてのチームとも言えるのです。

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# チームのミッション

検索チームのミッションは前出の通り

1. 既存の検索機能を全て管理する
2. 検索によって事業成長にコミットする
3. 社内外問わずサービス内の検索を利用する全ユーザーの問題を解決する

ということになります。

特に「検索を利用する全ユーザーの問題を解決する」に関しては、検索機能以外からのアプローチで問題解決を行うこともミッションに含めています。

これは、検索業務の効率化を図るという検索機能中心の施策遂行だけではなく、どうしたらその後に続く業務が効率的に行えるかまでを考えることがチームのミッションだと捉えているからです。

## 社内エンドユーザーはリサーチマネージャー

ビザスクには「ビザスクinterview」というフルサポートサービスがあります。クライアントからの要望にあったアドバイザーをリサーチし、アドバイザーとクライアントがスポットコンサルを行うまでを一貫してビザスクがフルサポートするものです。

リサーチマネージャー(RM)はビザスクinterviewをはじめとするフルサポートサービスの中で、クライアントからの依頼に沿ったアドバイザーを見つけることが主な業務となります。

このフルサポート業務の中でRMが利用する中心機能が社内向けのアドバイザー検索機能であり、RMの業務を支えているとっても過言ではありません。検索チームには、RMが行う検索に関わる様々な作業の効率化をシステムで実現していくことが求められていると日々感じています。

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# チームのこだわり

検索チームでは前出の目標達成に向け、将来的に利用していくべき技術の習得機会をなるべく業務時間内に取り入れようとしています。

・機械学習や自然言語処理等の技術をどのように取り込んでいくか
・どうしたらユーザーが求める情報をレコメンドできるか

こういったことを日々考えつつ、チーム内での勉強会を実施したり、実験的な開発タスクを走らせたりしています。

また、チーム開発を重視しつつも、チームメンバー全員がオーナーシップを持って業務を進められるよう、開発プロジェクトを複数並行で走らせて、オーナーをメンバー各人が務めるようにしています。
反面、チーム開発の利点も失いたくないので、定期的にチーム全体で各メンバーの担当プロジェクトの進捗や詳細を共有し、メンバー全員が情報を把握できる体制になるよう心がけています。

# 将来的な話

我々は将来的に検索を利用しているユーザーが検索をしなくても探したいものが見つかるシステムを開発することを目指しています。

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「検索をしなくても探したいものが見つかるシステム」というのは、ECサイトでよくあるレコメンドシステムであったり、機械学習による提案システムなどがいい例だと思います。
ビザスクのサービス内でいうと、例えば登録した経歴にマッチしたスポットコンサル依頼をアドバイザーにレコメンドしたり、クライアントの要望を解析・学習して、依頼内容にマッチした知見を持っているアドバイザーを提案するようなシステムです。

現在の検索チームはElasticsearchを駆使した検索開発を主な業務として行なっていますが、今後は社内外のユーザ体験が大きく変わるようなシステム開発を行なっていくこともチームの使命だと捉え、技術的な下準備を進めています。