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進化を続けるCEO室。次のステージに向けた新室長の挑戦

こんにちは。1月にCEO室長として入社した丸山です。

早いもので入社から3か月間が経ちました。オンボーディングの一環として様々な業務に取り組んで来ましたので、一つの区切りとして、改めて自己紹介や私のミッション等、入社エントリを書かせていただきます!


自己紹介

新卒でみずほ銀行に入行後、法人営業、人事、新規事業開発、VC(ベンチャーキャピタル)など様々な業務に携わりました(途中、米国留学やシンガポール駐在、サンフランシスコ駐在も経験)。その後、楽天に転職し、M&A、資本業務提携、JV設立、子会社IPO等に従事しました。

相応に経営に近い立場で業務をすることが多かったものの、経営課題に対する1つの機能として関わる側面が強いと感じ、より関わる幅を広げたいと考えていました。

そんな折、面白いポジションがあると紹介を受けたのがビザスクのCEO室長でした。

CEO室紹介

スタートアップにおけるCEO室は、多忙を極めまくるCEOの右腕として全社に跨るあらゆる重要マターを推進する組織かと思います。経営企画機能と一言で纏められることも多いかと思いますが、その内実は、100社100様なのかなと。

ビザスクにおけるCEO室も、その時々の経営課題に対応すべく進化を続けています。初代CEO室長、みやゆう(日本共同代表の宮崎のニックネーム)さん時代には、マーケティング組織の立ち上げ等、事業成長に多大なる貢献をされたと聞いています。その後、みやゆうさんが事業側の領域を担う割合が増え、法人事業部に籍を移してからの長きに渡り、CEO室長の席は空いたまま。どういう人がフィットするのか、色々と悩みもあった様子。。。

初回面接で私が端羽さんに言われたのは「意外と大人な人が来たな」という感想でした。(端羽さんより年下です、笑)もっと若い人を想定していたが、色んな経験をしているので面白いと思ったこと、話していく中で任せたいロールのイメージが湧いてきたこと、が採用に至った理由のようです。
当初、スタートアップにおいて、「大人」という評価は、カルチャーフィットし辛い面を示唆しているのかとも思いましたが、ビザスクは元々、大人ベンチャー的な雰囲気も強く、多様なメンバーがいるので、「あり」と判断されたのだろうとも思います。

現在のCEO室は、全社横串で機能する「広報」「コミュニケーションデザイン」「CEO室付(所謂、特命担当)」のメンバーで構成されています。今後、経営企画機能の強化を行うフェーズなので、CEO室では企画人材を絶賛採用中です!(急な宣伝ですが)ご興味ある方は是非、一緒に頑張りましょう!!

(ちなみに、CEO室長には某記事掲載にあたり、急遽、広報に写真撮られたりするという役回りも。。。)

出会いはまさにConnecting the dots

入社以来、皆さんによく聞かれるのが、なぜビザスクに入社したの?ということです。ビザスク内では割とシニアな方かと思いますし、端羽さんが興味を示していただいたように、少し異質な経歴なのかもしれません。初心の振り返りも兼ね、ビザスクへの入社を決めた際の思いも記しておきたいと思います。

端羽さんがよくConnecting the dotsの話をしますが、私にとってビザスクとの出会いは正にConnecting the dotsの結果でした。

始まりは、米国留学中のEntrepreneurshipの授業。ビザスクと少し似たようなサービスの事業化を検討したことがあります。当時、人事部から留学したタイミングでもあり、社員が持つ知見の共有化(暗黙知の形式知化)にペインがあるのではないかと考えていました。(結局、事業化には至っておらず、入社前からビザスクはすごいなと思っていました!)

その後、シンガポール駐在時には、石油化学業界のカバレッジバンカーとして急に業界知識を学ぶ必要に迫られました。業界レポート等を読みましたが、実ビジネスは最先端のことを実践している為、一般的に得られる情報でキャッチアップをすることは、ほぼ不可能。最も有用だったのは、エキスパートであるお客さまから直接教えていただくことでした。(まさにビザスクinterviewですね!)。また、サンフランシスコ駐在の際、シリコンバレーで最先端のテックトレンドや事業アイデアを垣間見たり、自分の事業アイデアについて有益なフィードバックを得る為には、人と人のつながりでインナーサークルに入り、知見と人脈を持っている人に辿り着くことが必要でした。その後もM&A、資本業務提携、IPO等、重要な局面でエキスパートの知見に頼る機会が多々ありました。

ネット上には膨大な情報が公開されていますし、生成AIの進化は著しく、有益な情報へのアクセスも格段に容易になってきています。ただ、求めている内容とは異なる一般的な内容であったり、信憑性が疑わしい情報もあるのが現状。社内や知人に経験者や知見を持つエキスパートがいない場合、求めている情報(を持っている人)に辿り着くのは容易ではないでしょう。特に新しいことに挑戦するとき、最先端の実態を把握したいときなど、手触り感の無さを痛感する経験は誰しもあるのではないでしょうか。

私自身、3−5年で新しいことに挑戦してきた日々で、もっと効率的に、効果的に取り組めたなと思うこともあります。折に触れて思い返すのは、武道や伝統芸能の世界で使われる「守破離」という言葉や「車輪の再発明はやめよう」というフレーズ。ともに意図しているのは、先人の知恵・知見の上に、自分なりの価値をどう重ねていくかの試行錯誤が重要ということなのかと解釈しています。

自分が正に求めている、かつ、信頼できる知見に辿り着くことができ、エキスパートとインタラクティブに思考を深め必要に応じて伴走してもらえるビザスクのサービスには揺るがない有用性があり、社会に与える影響が大きいと確信し、ビザスクへの入社を決意しました。

初ミッションは中計とGMCオフサイト

入社初日、端羽さんから「CEO室長への期待」というタイトルのドキュメントが共有され、期待役割の説明を受けました。

CEO室長は、みんなのCEO室長だよ!」ということで、入社前に経営メンバー間で私に何を期待するのか、どういうボールを持たせるのか、すり合わせをしていただいていたとのこと。その中の1つが、4/12公表の通期決算説明に盛り込む中期経営計画(中計)の取り纏め with CFO(含、GMCオフサイトの各種準備)です。私の初ミッションの紹介として「中計」「GMCオフサイト」についても触れておきたいと思います。(ご協力いただいた社内外の皆さん、ありがとうございました!)

前提として、入社前の年末に、中計の骨子や方向性自体は経営メンバーで議論済み、最後に「魂」を込めた計画へ昇華するというピースを残すのみという状態で、各経営メンバーは所管領域における計画のブラッシュアップを行い、私は(支給されたMacの使い方に悪戦苦闘しながらも)市場環境分析や競合調査を担いました。

そして、3月上旬、米国駐在のGMCメンバー2名(Head of Americasの尾形さん、General CounselのConradさん)が来日し、3日間、Face to Faceで議論するGMCオフサイトを開催。

<補足:GMCとは>
GMCとは、Global Management Committeの略称です。グローバルな経営執行体制として、全社に関わる重要事項や複数地域に関係する重要事項の議論が行われており、以下のメンバーで構成されています。米国との時差もあるので、日本時間の夜に隔週で様々な議論がなされている(らしい)。

GMCメンバー

オフサイトでは、私のパートである市場環境や競合に関する認識合わせを踏まえ、財務モデルの前提に関する議論、今後の成長に向けた投資に関する議論(新事業計画、プロダクト開発ロードマップ等)、将来の組織図イメージ、IRメッセージのすり合わせ等、中期的なビザスクの目指す姿と現状とのギャップ、まずは2026年度までに何を成すべきか等、幅広く議論しました。公表日に端羽さんと日本共同代表の2人から説明がありましたが、みなさんどう思われましたか?今後の成長に向けてワクワクしていただけていると嬉しいです!

議論の様子。すごく談笑している感じがしますが、真剣に議論していました

以下は、米国から来日した尾形さん、Conradさんが全社会議@ビザスク東京オフィス米国の現状や戦略について説明する様子です。

アイスブレイク中の様子
全社会議の様子


ちなみに、オフサイトは3日間に及び、前半2日はオフィスに缶詰め、最後の1日のみ”オフサイト”(鎌倉)で実施となりました。何人かの方から、なぜ”オフサイト”と呼んでいるの?と聞かれ、答えに窮しました。。。

鎌倉の大仏様にも中計達成を祈ります。

オフサイトで訪れた鎌倉にて

今後の挑戦

怒涛の3か月でしたが、ビザスクのサービスや状況についての解像度も上がり、今後、取り組むべきミッションも定まってきました。当面は、更なる事業成長に資する経営企画機能の立ち上げ(日本事業の予算策定とプロアクティブなモニタリング、インオーガニックな成長施策の企画・推進、会議体の取り纏め等)を主に担っていく予定です。

世界中の「知見と、挑戦をつなぐ」インフラとして、また、より良い未来の実現を加速化する一助として、ビザスクの更なる成長に向けて取り組んでいきたいと思います!


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