レビューで大事にしたいことを端羽&HR長がじっくり語り合った ーフィードバック編ー
こんにちは、HRグループです!今回は、前回「振り返り編」に続きレビュー対談(端羽さん&安食さん)「フィードバック編」をお届けします。
前回の記事はこちら↓
感謝の出し惜しみはしない
端羽:次のテーマです。これも前職で「レビューのタイミングでは、基本的にはひたすら感謝を伝えろ」と教えられたことがあるんですが、それはどう思う?
安食:感謝もネガティブなことも、普段から伝えるのが原則じゃないでしょうか。良いことも悪いことも、半年に一度のタイミングを待つのではなくて、そう思ったその時に伝える。
端羽:間違いない、なんでそんな感謝の出し惜しみをするんだと、笑
安食:そうそう、出し惜しんでる間にどんどん誤解は広がるし、半年を待たずに辞めちゃうこととか、異動して自分のメンバーじゃなくなる可能性だってありますし。
端羽:レビューの場は、半年間お疲れ、一緒に頑張ってくれてありがとうっていう気持ちでスタートすることは大事だね。
安食:振り返りと会議の結果、こういう評価になって、次のミッショングレードはこれで、次の給与はこれで、こういうことを期待しますという場=フィードバックですよね。
フィードバックの内容が、メンバーにとってすっと伝わることもありますが、100%の納得度で伝わることって相当に難しいと思った方が良いですね。僕も何回もあったんですけど、管理職としての経験が浅かったり、相手への思いが至らなかったりで、明らかに納得度が低いフィードバックになってしまったこともあります。
でも、とにかくあなたの成長をすごい考え抜いてるっていう、その姿勢が見えるのがすごい大事。
上長が言ってることが納得感なかったりしても、とりあえず自分のことをこの人は考えようとしてくれてんだなってところが伝わったら、最後はそれって信頼につながると思ってます。
端羽:もう絶対そうだよね。
だってまず根本的に、100%の人が満足するレビュー制度だってあるはずないわけですよ。人に評価されてハッピーてなかなか・・ねえ。
そういう前提でもあなたを理解したい、もっと成長にコミットしたい、だから一緒に考えようって言われたら、嫌いにはならないよね。
安食:少なくとも、このフィードバックに関してはその本人以上に考えたって思えるくらい考えてからフィードバックに臨むってのいうのが、すごい大事かなって思いますね。
端羽:あなた以上にあなたの成長を考えてるよって目を見て言えるかどうかってことだよね。
安食:それです。上長がそう言い切れるのであれば、それによって信頼関係が損なわれるってことは本当ないかなって思うので。
ちなみに、これも僕がよく言われたんですけど、笑
「役割」でやってるとすごい見透かされます。「上司の役割だから、立場上そういうこと言ってますよね」ってすぐばれます。
端羽:上長ってある意味、利害関係があるわけじゃないですか。この人の成長は自分の成長、そして事業計画の達成につながるわけだからね。
そういう利害関係じゃなくて、本当にこれがあなたの成長に役立つと思うんだよねって言えるかどうかだね。
安食:その深さまで考えてるかどうかってのはやっぱり相手に伝わるので。その上で、評価を伝えたら相手はどう反応するだろうか、どう感じるだろうかっていう、相手に憑依して、その場をすごい妄想して臨むことも大事ですね。
あと、自分はフィードバックが得意だと思って場に臨むよりは、自分はフィードバックが苦手だって思うくらいがいいですね。自分が得意だって思ってる時って大体陰でメンバーに色々言われてることが多いんで、笑
端羽:そうね。自分はあんまりフィードバック得意じゃないって思って挑むくらいでもいいのかも。
安食:次、嫌なことって自分の言葉で言いたくない時があって・・虎の威を借るというか。「前任からはこういうフィードバックをもらってます」とか「会議で誰かがこう言ってたんだよね」とか、管理職しての経験が浅いと言いがちなんですよ。
その瞬間は自分は言いやすいんですけど真意が結局伝わらないし、なんなら、この上長は自分の言葉で喋らない人なんだなって思われるので、絶対に自分の言葉で語ることが大事ですね。
端羽:とにかくあなたの成長を直接みてるのは私だから、上長が自分の言葉で全部伝える。
あと「振り返りとフィードバック伝えること何が違うんですか」って結構聞かれるんですよね。振り返りは一緒に振り返ること、それが会社のグレードと照合した時に昇格にかなってるか、かなってないかを伝えるのが、フィードバックで・・。
安食:振り返りとフィードバックの内容が重複する時もありますが、フィードバックのタイミングでは評価会議が終わっているので、評価会議の内容を伝えることはできますよね。「評価会議で、どうすればあなたの成長が加速するかこんな話をしたんだけどね・・」という感じで。
あとは次に任せるミッションと、そのミッションを通してどんな成長を成し遂げるかということを、ミッショングレードの内容に沿って擦り合わせできると良いかもしれないですね。
成長の為に頑張ろうと決める内容は、メンバー本人の言葉で言語化されるとすごい良いですね。次はこれ頑張ろうぜって上長が決めてばんって落とすよりは、メンバー本人が決めて本人が自分の言葉で自分で口にするってのが大事。
端羽:なるほどね。フィードバックの時に結構目標を具体的に決めていきますよね、ビザスクの場合。
目標自体は次のグレードに成長するためにというところからだけど、つまりはこういうことを頑張ったらいいですよね、というのを本人が自分の言葉で言えるようになったらいいね。
安食:やっぱり、自分の言葉で自分がどう成長したいのかを語れることってすごい大事だと思うんで。
端羽:そうだね。いやーみんな、勉強になったね!
安食:じゃあ最後は端羽さんから締めてもらって終わりましょうか。
端羽:レビューって、レビューする側も本当にすごい成長のサイクルだと思っています。私たちみたいなスタートアップで、人をマネージする立場に比較的早くなれて、そこで成長するチャンスがあるってみんなにとってもすごい良いことだと思う。
レビューはする側もされる側も一緒に成長するんだ!と、いっぱい学んで欲しいし準備して欲しい。レビューが終わった人にもレビューから1ヶ月後ぐらいの1on1で「あの後レビューの時どうだった?」みたいなのを上長から聞いてもいいかもね!
一緒にレビューが上手にできる組織に成長して行きましょう、以上です!
安食:はい、以上です。ありがとうございました!
2回にわたってビザスクがレビューで大事にしていることをお伝えしました。この動画みて、これってレビューする側だけではなく、される側も絶対観た方がいい!と思って記事にしてみました。
進化し続けるレビューでみんなで成長していきましょう!