執行役員になった私が目指すのは「ビザスクする」が当たり前の世界
この度、執行役員に就任しました宮崎です。社内ではみやゆうと呼ばれています。自己紹介として、これまでのキャリアを簡単にお伝えします。
2006年にリクルートに新卒入社し、求人広告の営業・新規事業開発・代理店渉外マネジャーを経験した後、リクルートホールディングスの経営企画マネジャーとしてグループ中長期戦略の立案、取締役会・経営会議の運営、M&A体制検討などを担当。最後はリクルートジョブズの経営企画部長として事業戦略立案・事業計画策定などを行っていました。
ビザスクには2019年3月にCEO室長として参画し12月からはビザスクlite事業部長も兼任しております。
初めての転職でここを選んだわけ
それはこのサービスが広がった先には、世の中に自分の仕事・働き方に納得感を持って働ける人が増える未来があるはず、そうなることに賭けてみたいと思ったからです。
「これ作ったの、父ちゃんなんだよ!」って子どもにちょっと自慢できるような、社会にインパクトのある仕組みを作りたいとずっと思っていました。
リクルートのサービスにも「世の中の当たり前」を変えてきたものが多々あります。例えば「リクナビ」のように。そんなものを自分でも作りたいと思って新卒でリクルートに入りました。
リクルートジョブズで経営企画をしていた当時は、社長と「寿命が延びて働く期間が長くなる中で、個人が自分の仕事・働き方に対して納得感をもてる社会にしたいよね」という議論をしていました。
ちょうどその頃行った「自分の仕事・働き方に納得していますか?」という調査では、正社員でミドル以上の方々の納得度が非常に低く、かつその多くは転職の検討自体全くしていないという結果がでました。
これでは転職活動のサポートだけをするのでは変わらないだろうなと。ご本人が一切検討していないですからね。
当時は、自社の事業領域とやや遠いため検討優先度を落としたものの、この課題感はずっと胸につかえていました。
リクルートジョブズにいた2017年には「目指したい社会」のビジョンムービーを作成しました。10年くらい後にはこんな社会にしていきたい、と。
後半の「可視化された実績が仕事のオファーにつながる」はまさにビザスクが広がった社会と合致する部分です。
https://www.youtube.com/watch?v=HSGAQHrawLM&feature=emb_logo
こんな事が重なるうちに「現在の雇用形態や働き方の枠組みに捉われず、個人が納得感を持って働ける仕組みを作りたい」と本気で思うようになりました。
そんなタイミングでビザスクに出会った
これは、いいなと率直に思いました。
多くの人が気軽に外部との接点を持つようになれば、現在の仕事に対する意識が変わるかもしれない。
※入社した頃ちょうどPR企画で実施した調査でも「1時間のスポットコンサル提供で約5割が現職への意欲が高まる」という結果が出ています
まだニッチなサービスだけど、自分がこれをメジャーなサービスにしてやる!そう思いました。
リクルートに13年間所属し個人の「働く」について徹底的に向き合ってきたからこそ、ビザスクというサービスの可能性、重要性を理解しているつもりです。
ビザスクで1年やってきたこと
CEO室長として参画しましたが、CEO室はそれまで存在しなかったため「社内の玉手箱」的な役割でスタートしました。
初めに与えられたお題は「いかに事業法人においてビザスクを伸ばしてくか」というもの。入社後1ヵ月は、顧客先への同行やデータをみて現状把握と打ち手の方向性を模索し方向性を決めていくことが中心でした。
ビザスクは非常にフラットな人が多く「これをやるべきだ」と提示した際に、入社年次や役職に関係なくディスカッションできる社風だと感じました。しかし「言い出しっぺがコミットしてね」ということも当然セット。
まさにVALUEの「プライドはクソだ」&「自由を自覚しているか」です。
マーケティング活動を強化する方針を決め、CEO室でマーケティング活動の実行まで担うこととなりました。
しかし、ビザスクは顧客開拓のマーケティングをやったことがほぼなく、社内に知見がない。私自身もマーケティングの専門家ではない。
他社の事例やビザスクを使って想定顧客の声をヒアリングしながら、施策を検討していきました。
リニューアルプロジェクト、攻めのマーケとインサイドセールス立ち上げ、広報
まず浮上したのは「外からだとサービスが理解し辛い」という課題でした。これを解決するため取り掛かったのが、サービス名称とコーポレートサイトの整理です。同時並行でCRMのデータ整理やMAツールの導入を行いました。
最低限の整備が出来た段階で、いよいよ広告費を投下した攻めのマーケ&インサイドセールス組織の立ち上げを始めました。
でも、なかなか新規リードも取れず商談数も思ったように上がってこない、メンバーも含め苦しい時期が続きました…。(この頃のCEO室飲み会で、マーケの件で端羽さんと少し口論になったことを思い出します、笑)
数か月試行錯誤する中で、徐々に勝ち筋が見えてきて安定的に目標を達成できるようになっていきました。
現在はスタートした頃と比較すると、月間の新規リード数・商談数ともに20倍以上に増加し、取引社数も大きく伸びています。
まだまだ進化しなければならないですが、この1年で大きく前進することが出来たと思っています。
CEO室の大事な役割にはPRもあります。
前職でも広報部門を管理していましたが、スタートアップにきて改めて広報の重要さを実感しています。
昨年8月にスタートしたこのビザスクエアも大事な社内広報活動ですし、今年3月にはIPOという大きなイベントもあり、今まさにスタートアップ広報として過渡期だと思っています。
また昨年12月からはビザスクlite事業部もみることになり、フルサポート「ビザスク」、セルフマッチング「ビザスクlite」の両方で、より多くの企業・個人に使っていただけるように日々奮闘している真っ最中です。
これからの野望
繰り返しになりますが、ビザスクを誰もが当たり前に使うサービスにしていくことです。
気持ち的には、労働力人口の過半数に使ってもらえるようになりたいなと。数字にすると、登録者数約3000万人を目指すということです。
かつて「とらばーゆ」が世に出た当時、女性のキャリア形成に着目する雑誌は珍しく、それ自体が女性の転職を意味する代名詞となり「とらばーゆする」は流行語にもなったそうです。でも、今や女性の転職は「当たり前」になっていますよね。
誰もが当たり前に「ビザスクする」、それを通じてキャリアを考え納得して働ける社会を作りたい。そして、6歳と2歳のうちの子ども達が働くようになった頃「これ、俺が大きくしたんだぜ(ドヤ!)」って言いたいですね。