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官公庁からベンチャーへ!東京から京都へ徒歩旅した私が気づいた「まずはやってみる」精神の働き方

こんにちは。昨年8月にビザスクへ入社しました、中本です。
ビザスクでは、少しはいるけどまだまだ少数派の元公務員です。今回は、私のこれまでと今についてお話しさせていただければと思います。

前職は原子力規制庁!

私は、新卒で原子力や放射線利用に関する規制を行う官公庁に入庁しました。1年目は誰しもが課の窓口業務を担当するのですが、その中でも特に私の課は、一般の方からの行政文書の開示請求を受ける頻度が高く、その対応に追われていました。そのため、よく夜中にコピー機を回し、黒塗りし、紙の枚数を数える日々でした。この頃は、上司からもらう「今夜も頑張ってね」という意味が込められたカロリーメイトが私の毎日のエネルギー源でした笑その後、4年弱で4回異動し、核燃料施設の審査や、放射性廃棄物に係る基準の整備、国会対応の取りまとめなどを担当しました。

そもそも前職を選んだきっかけは、2011年の東日本大震災でした。震災当時、私は九州の高校生だったのですが、日本中が大変な時に何もできないことに悔しさを覚えたんです。そのため、次に同規模の災害が起こった際には動ける立場でありたいと思い、災害対応や防災に直接携わることができる行政で働きたいと考えるようになりました。
その後、大学で放射線専攻だったこともあり、福島の双葉や富岡へ測定器を持って行く機会がありました。2016年当時でもまだ東京と比較してかなりの放射線量があるのを実感し、二度とこのような土地を生み出してはならない、そのために防災の中でも原子力に特化した防災に携わりたい、と思い前職を選びました。

野外調査での断層の勉強会の様子

結局、4年弱で防災の部署に配属されることはありませんでした。しかし、事業者の困りごとやニーズを聞き、それを規則に反映させることでニーズを満たせたり、自分たちが作った規則が官報に掲載されることに、大変ながらもやりがいや達成感を感じていました。

ビザスクに興味を持ったきっかけ

ビザスクのサービスを知った時「これ、官公庁にもとても役立ちそうなサービスだぞ!?」と思ったのがきっかけです。
前職で放射性廃棄物に係る規則の改正をしていた時に、地下設備の基準がどうなっているのか調べていたことがありました。しかし、関連しそうな法律や下位の法令を読んでも自分では解釈が合っているのか分かりませんでした。結果として、組織内のゼネコン出身者にお話を聞くことで解決しましたが、その方に辿り着くまで1ヶ月近くもかかったんです!それまで私が時間をかけて調べたことが1人に聞けば一瞬で解決したので、複雑な感情を覚えました。

原子力規制関係法令集!分厚い!

こんな経験をした私だったからこそ、最初の面接でビザスクのサービスを聞いた時に、もっと早く知りたかった、官公庁にも広めたい、と思ったことを覚えています。

学生時代の思い出

堅い話ばかりになってしまったので、ビザスクの面接で話した、「学生時代の思い出」を。

大学3年の時に、東京から京都まで徒歩で旅をしました。高校生の時に読んだ「るろうに剣心」の中で、江戸にいる剣心が京都にいる志々雄真実を成敗しに行くのですが、剣心が自分の足で京都に行ったことに衝撃を受けたことがきっかけです。明治時代が舞台なので自分の足で行くのは当たり前ではありますが、私の頭の中には乗り物を使っていくことしかなかったので、当時の当たり前が今の時代から忘れ去られてしまうことを悲しく感じました。

そこで、当時の不便の上に今の便利が成り立っていることを実感することで、もっと技術の発展の有り難みを理解したいと思い、旅に出ることにしました。
ひたすら長い静岡に嫌気がさしたり、何で歩いているのか分からなくなって涙が出てきたり、多少負傷したりしながらも、温かい方々に励まされ、大きなハプニングもなくゴールしました。

旅のゴールである京都の三条大橋!

歩くことで強く技術の発展の有り難みを感じたのですが、この旅の一番の収穫は、正社員じゃなくても他にもたくさんの働き方を選んでも良いということを知れたことです。通っていた大学は、女性の社会進出を大きく掲げ、総合職であることが正解で子どもが産まれても復職してバリバリ働くべきである、という教育方針でした。当時の私は、少し違和感を持っていたもののそのままにしていました。
しかし、旅の途中で出会った人の中には、仕事を辞めてゲストハウスに2ヶ月連泊している人や、就職せずにすぐにお店を開いた人などがいて、正社員で会社勤めをするだけが正解じゃないんだと、強く感銘を受け視野が広がりました。

ビザスクではこんな仕事をしています

戦略系のコンサルティングファームを顧客に持つチームで、RM(リサーチマネージャー)として、要件に適したアドバイザーをデータベースから探してリストを作成しています。
案件への理解を深めていく中で、今までの自分では知り得なかった世の中のトレンドを知ることができ、毎日少しずつ知識が増えていくのを楽しく感じています。まだまだ社内では半人前なので、早くRMとして一人前になって、仕事の幅を広げていきたいと考えています。

周りのメンバーはこんな人がいます

私の所属するチームは全社の中でも特に女性の割合が高く、今までの環境ではあり得ないことなので、非常に驚いています。みなさんフラットで、また、仕事に対して前向きな方が多く刺激をもらっています
他にも、ビジネスサイドだと文系のイメージがとても強かったのですが、理系出身者も多いです。理系の女性はこれまでは圧倒的少数派だったので、やはり同じようなバックグラウンドの仲間が複数人いる環境は心強いです。

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