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怖いチーム?厳しいチーム?知られざる内部監査の業務内容をしっかりご紹介します!

みなさんこんにちは!
ビザスク編集部員兼、内部監査・内部統制チームの東海林です。
入社して1年と少し経過し、嬉しいことに社内の方とお話する機会が増えたのですが、かなりの頻度で「内部監査チームって何してるの?」という質問をいただきます。

しかし、教科書通りの説明をしても監査で使われる単語は馴染みが薄く、業務をイメージしていただきにくいのが現状です。
そこで、今回は私の所属する内部監査・内部統制チームの業務をできるだけ分かりやすく紹介します!


メンバー紹介

さきさん@フルリモート
入社年月:2017年1月
今の担当業務:チームリーダー
最近のトピック:子育てに仕事に日々奮闘中です。

くまさん@東京オフィス
入社年月:2019年9月
今の担当業務:J-SOX業務プロセス(国内外全般)、内部監査
最近のトピック:ジブリが好きで、『ハウルの動く城』のモデルになったと言われるコルマールという街に行ってきました。

まなかさん@東京オフィス
入社年月:2023年5月
今の担当業務:IT監査全般
最近のトピック:引越しをしました。ペットのフェレットたちが新居で走り回ってとても喜んでいます。

Kenzoさん@NYオフィス
入社年月:2022年1月
今の担当業務:統制面でのPMI推進など
最近のトピック:子ども(1歳)が一人で立ち上がった

内部監査・内部統制って何?

内部監査・内部統制チーム(以下、内部監査チーム)が行っている監査は2種類の業務に分けられます。1つ目は、皆さんも耳馴染みのある「内部監査」、2つ目は金融商品取引法に基づいて行う「評価」と呼ばれる業務です。

「内部監査」業務では、会社が経営目標を効果的に達成するために、社内の業務全般を対象として、合法性があるか・社内規定やマニュアルに沿って業務が行われているか、などの確認をしています。時には問題点を洗い出し、調査・改善の提言を行っています。

「評価」業務では、社内の皆さんが日々関わっている業務を対象に、関連するルールの有無やその運用状況をチェックしています。
上場企業にはその会社の経営状況を公表する有価証券報告書(お金のあれこれをまとめた報告書)と内部統制報告書(会社が整備したルールに対する報告書)の提出義務があるのですが、「評価」はこのうちの、内部統制報告書にかかわる業務です。
社内のルールの整備・運用状況をチェックし、その結果を公表することで、上場会社としてきちんとした体制があることを社外に示しているのです。(もっと詳しく知りたい方は是非内部統制・内部監査とは?で検索してみて下さい✨)

働く場所が異なっていても、各々のミッションをもって情報共有しながら仕事をしています♪

「内部監査」業務と「評価」業務の違い

「内部監査」とは?
「内部監査」の対象は上記でも触れたように社内業務全般を対象に行われます。毎年テーマとなる事象をいくつかピックアップし、組織横断的に監査を実施しています。実際にあった過去の監査テーマには、「SNS利用状況について」が情報管理の一環で対象になった年もありました。監査方法としては、関連する部門へのヒアリングや文書などから現状の課題などを把握していきます。

もちろん国内だけではなく、海外についても対象です。出向しているKenzoさんをメインに、業務効率化ができるところはないか、日本へ展開できる取り組みはあるか、などの観点を取り入れながら内部監査業務を実施しています。


「評価」とは?
「評価」業務は、詳細はやや難しいので、具体例を上げながら概要を紹介します。是非、皆さんの実際の業務をイメージしてみて下さい!
皆さんが日々行うオペレーションには、様々なルールがあるかと思います。

例えば、エキスパートへの謝礼支払い、クライアントへの請求などにおいて、実際の支払い・システムへの入力双方に間違いがないよう、しっかりとチェックする、といったことです。
場合によっては、金額に関する部分を変更する際の稟議・承認が必要だったり、リーダーのダブルチェックが必要だったり…、「なぜ細かくチェックが必要なのか」「いちいち稟議を出すのは時間がかかって非効率ではないか」と感じることもあるかもしれません。
しかし、こういったルールは、サービス提供を適法・適切に行い、また皆さんの頑張りを正確に記録するために大切なことです。

ビザスクは上場会社なので、良いサービスを提供し、売上を上げることに加えて、その活動を正確に会計上記録し、社外に公表することが求められています。(これが「有価証券報告書」等です)

これがきちんとできていないと、社会からの信頼が損なわれてしまいます。このような背景のもと、「評価」業務では、サービスの提供から会計上の記録までの一連の流れがきちんと行われる社内体制になっているかを、文字通り「評価」しています。ルールが存在するかを調べたり、実際の案件についてサンプルテストなどの手法を用いて、誤りがないかをチェックし、必要であれば意見をして、ルールやその運用の見直しを提案していきます。

フルリモートのリーダーさきさんがオフィスへ来社し、チームビルディングを行いました!

内部監査って怖いイメージあるけど実際はどうなの?

インターネットで「内部監査」というキーワードを検索すると、検索候補の上位に「内部監査 怖い」が上がってくるのをご存知でしょうか?(笑)
世間一般的には内部監査はミスを指摘したり、細かい部分を詰めるという怖いイメージが不本意ながら定着しているようです。。。

しかしながら、私たちはもちろん皆さんの味方です!上記で説明したように、上場企業の義務としての役割はもちろん、皆さんの業務がより効率よく、リスクを回避しながら、安全に取り組めるように日々心掛けています。
「沢山質問してくるな」「やけに細かいな」という部分で怖いというイメージがあるかもしれませんが、「マニュアル通りであるべき」「ルールに基づいてないといけない」というわけではなく、むしろイレギュラー案件は大歓迎です。
イレギュラーなことから「ルール自体がおかしいのではないか」、「ここにルールが必要かもしれない」、という気づきに繋がり、ルールを策定/変更した例もあります
皆さんの気づきが社内全体の改善のきっかけになりますので、”監査”だから、と嫌煙せずカジュアルにお話してほしいと思っています。

「内部監査チーム」と聞くと、社内で独立しており、一見皆様とも関わりが無いように見えていたかと思いますが、国内国外含めて全社を対象に業務をしており、ビザスクの一員としてみなさんの業務と重要な関わりを持っています。

今後の内部監査チーム

ビザスクは2021年にColemanを買収してグローバル企業となり、私たちの監査範囲も日本国内だけでなく、海外拠点も対象になりました。
私たちのチームも、アメリカにいるKenzoさんと連携して海外オフィスの業務について理解を深めている真っ最中です。
現在、社内ではシステム/オペレーションの双方向でインテグレーションがどんどん進んでいますが、私たちも同様に、これらが適切に運用できるように日々業務に取り組んでいます。
今後もインテグレーションや新サービスのリリースなど、ビザスクの新しいチャレンジを後押しできるように"縁の下の力持ち"なチームとして頑張っていきたいと思います!